色相

『母親が居ないから、母親ってよくわからん』 仲良くなった友人には母親が居なかった。 「なんにもわかんないけどわかるよ。」 『俺もお前のことわかんないけどわかるよ。』 世の中には、近い値のグラデーションを持つ人間がときたま居るらしい。 出会った当…

騒音

音や文字がうるさいと感じる。 ものすごく晴れている。 きょうは、風の音を聞くだけでも頭が割れそうになる。 枯れ始めた花を、川に流しに行きたい。 行けそうにないのでごめんねと言った。 大事な話なんかしてくれないひとが好きだ。 大事な話をこっそりし…

餃子

ひたすら餃子が包みたい。

襟足

「わたしの苦しみはわたしにしかわからない。親知らずさんだってそうでしょう?」 職場の女の子がそう言った。 曇った空の下、閑散とした駅前の喫煙スペースで。 「そう思うけれど、わたしは わかって欲しいと思ってしまうよ。」 わたしの声は少し頼りなかっ…

造花

「造花の向日葵は わたしみたい」 と。吉澤嘉代子さんが歌っていた。 黄色い向日葵が好きだ。 馬鹿正直な見た目をしている。 お日さまに見てもらいたくて 背伸びしている。 今月半ばにいまの職場を辞める。 短い間だったけれど、腹のたつこと悲しいこと、楽…

自粛

自粛ムード。桜はちゃんと咲いていた。 河川敷近くのちいさな木。 缶チューハイがうまい。 だいすきなひとは桜が似合う。 きれいなひと。 ぼくはあなたの養子になりたい。 あなたの幸せを願いたい。 ぼくは上手に恋人できないから でもずっとそばに居たいか…

執着

執着とは何か。とらわれないってなんだ。手放せるって一体なんだ。考えていた。考えていたけど全くわからなくなったので、やめた。けれど次の日の朝、目が醒めるとわたしの体内から執着が消えていた。どうやら今まで可愛がっていた執着を少し険しい顔で見つ…

窮屈

最近は暮らしのなかの音がストレスで、音を少しでも減らせるようにずっとイヤホンを付けていたりする。ストレスというと、どうやらこの職場にも派閥のようなものがあるかもしれない。派閥があるということより、それをわざわざ教えてどっちの味方につくのか …

再生

あなたの男性器をホルマリン漬けにしてお守りがわりに持ちたい。22歳になって、まともになっている。もうこの先の人生、飛び降りる理由も誰かの大切な人を奪う理由もなくなるのだ。新しい職場にもどうにかこうにか馴染んで、ゆっくりと親にも甘えられるよう…

酔様

酒に酔ってそうめんを茹で過ぎてしまった。1束でいいというのに学ばないのである。茹で具合もサイアクだった。バイトをはじめて2日が経った。今のところは悪くない。まだ仕事を覚えきれず要領もよくはないので、怒られるというか指摘される面は多いけれど。…

健気

継続はなんとやら。 今朝数ヶ月ぶりに更新をしたので、稚拙な文章ですが、また書きます。 毎日、生活をすることが怠い。 先日「生活が怠いです」と言ったら、『生活はね、怠いね。』と返されて そうだよねえとなった。 痛そうだしこわい。 死にきる勇気がわ…

安眠

きょうも 眠れずにいます。この幸せはいつまで続くのでしょうか。ここ数ヶ月は 自分の書く文章が気持ちの悪いものに思えて、ブログを更新することができませんでした。6月に約3年間のコンビニバイトを終え、思えば彼との繋がりも約3年になろうとしています。…

浮遊

きゅうに来なくなった女子高生の気持ちは なんとなくわかる。確かに礼儀はなってなかったかもしれないが、世の中あなたたちのように ものを言える人間ばかりでは無いからだ。女子高生から送られてきた的はずれなLINEの文面を従業員たちに見せつけてまわる雇…

再起

「おちんちん」て言うのはなんだか子供みたいだね。絶妙ないやらしさが。もっといやらしく言ってみて。昔浮気相手に言われたそんな気色悪い言葉を、不意に思い出していた。バスケが得意で顔だちも端正な男の子だったけれど、あいにくめちゃめちゃにどギツイ…

帰宅

煙草をハイライトメンソールに戻した。夜勤明け、コメダ珈琲でうとうとしながらテキストを読む。10分の3くらい理解した。古着屋さんで見つけた無地のTシャツ。夏が楽しみになる。突然ふわふわのパンケーキが食べたくなった。画像検索で我慢する。無性に恋人…

白米

食べたものをメモして毎日筋トレしているので、至って健全な減量をしています。 しかしながら炭水化物やだね。 重たいもの。 誰かと一緒に食べたり誰かが作ってくれたごはんは、ちゃんと食べるって決めてるよ。 明るい話がしたいけど、自分のことを知っても…

情緒

ときどきぜんぶどうでもよくなる事がある。ほんのときどき 死にたいなと思う。優しくされると泣きたくなる。酷いことされると 平気なフリして笑わなきゃなと思う。根性焼きしてやりたいような奴はごまんと居る。わたしを知って欲しいと思う。受け入れて貰い…

赤線

「自分の身は自分で守らないと」と事務所で困った顔をされた。 いれないよって言ったのに、でも好きだよね?と いれてきたので ムカついて飴あげなかった。 部屋について リュックのポケットから取り出した安い飴をあげると、不思議な子だな〜って笑われたり…

大人

レジを挟んで向かい側に立つきみの手をとり、どこか遠くへ行きたいと。 勤務中何度願えどそれが叶わないのはぼくもきみも大人だからだ。 くそみたいなバイト先。 くそみたいな人間。 同調してしまう自分に反吐がでる。 自分が「酷く性格の悪い」ようにおもえ…

生活

ウォッシャー液 小説 漫画 チョコレート ピアス 缶ビール たばこ。夜勤明けそれらを買って家路に着いた。いつも気になっていた少し値の張る日本酒があったのでそれを買おうかとも思ったけれど、星のカービィ一番くじを2回もひいたので今日は我慢した。回転寿…

無題

あの子の歌を聴いて泣いた。小さなライブハウス。あの子は誰のために歌っていたんだろう。あの子の白い肌や優しい表情、あの子のつくるカレーの味を思い出すような気がした。プリクラを撮るのを忘れた。あの子の恋路の話はどこかさっぱりとしていて、まるで…

傾慕

早朝に目が覚めて好きな曲を聴いてるときくらいしか心休まることなんてないな。特定の誰かに向けて書いたブログは伝わらなかったり不特定多数に向けたツイートは誰かを傷つけたりしてほんとに嫌になっちゃう。ミーハーだけど美学があって、酔ったときにLINE…

浮気

「二千円借りたいの。」「彼氏に言うといいよ。」「彼に言えないから、あなたに言うんだよ。」「ごめんね。」意味なし意味なし意味なし意味なし金ヅルだなんて思ったことはないですが、助けてくれてもいいんじゃないですか、ねえ 、口でしてって言ったんだか…

家具

靴箱をさあ、もっと高いものに買い替えたほうが良いと思ったのよ。だって毎回靴を乗せるたびにネジが外れてさ、その度にわたしが玄関先で作り直すわけ。狭いからって靴箱を外に出して真剣な顔してやってるとね、「寒いから」なんて言ってあいつはドアを閉め…

終末

もしも地球がなくなるときは、車を飛ばして会いに行くよ。わたしはやっとの思いでバイトを辞めるから、あなたもその日に会社を辞めて。あんまりないお金でちょっと遠出をしたいね。マイヘアは聴くのをやめようか。RADWIMPSならかけても良い?ラーメンや肉も…

健忘

SNSで出会ったあの人やあの子のことを忘れていくことがある。それってちょっと寂しいけれど、当たり前といえば当たり前だなあ なんて。 けれどやっぱり疎遠になっていくのは、リアルでもネットでもどこか寂しくて。 もっと寂しいのは、代わりの誰かがごまん…

寿司

「そのリュックまだ使ってるの?」東京 中野 人生はじめての すしざんまいにて。「わたし、荷物多いからね。大容量がいいでしょ。」と、笑ってみせた。彼から貰った大きなリュック、離れてからも使っていた。とくに意味はない。というか、全く意味はない。だ…

海老

先日SNSを辞めようと思いたったけれど、ほんの2日ほどで(なんで辞めようと思ったんだっけ?)と。 とくに何もなく、しかしいろいろとあったのですが。ただ単に鬱。 久しぶりにちゃんとメンクリ行こうかとも思うが、先生との組み合わせ。微妙。ヤクは魅力的だ…

不調

シフトがのびて、精神的にきている。なんというかいまもう怠惰。 「嫌ならできませんって言えばいい。」言えば良いんだけど。 ミスをしなければ良い訳じゃない。 愛想よく笑ってれば良い訳じゃない。 人より多くシフトに入れば良い訳じゃない。 怠惰でやって…