騒音

 

音や文字がうるさいと感じる。

ものすごく晴れている。

きょうは、風の音を聞くだけでも頭が割れそうになる。

枯れ始めた花を、川に流しに行きたい。

行けそうにないのでごめんねと言った。

 

大事な話なんかしてくれないひとが好きだ。

大事な話をこっそりしてくれるひとも好きだ。

それと、大事なものについて文字にあらわせるひとが大好きだ。

大好きというよりも妬ましい。

わたしは、大事なものについての文章が

上手に書けたことないなと自分で思う。

わたしが文字にあらわせるものなんか、

その対象を好きな自分が好きだからだ。

全部が全部、そうでは無いのかもしれない。

けれど、ずっと心に靄がある。

脳みそと心臓は一緒だけれど、脳みそと心臓はわたしには違うのだ。

脳みそと心臓の表現したいことがバラバラで、ただ笑うこと、ただ泣くことがわたしのいちばんの表現だ。

わたしも、文字に昇華してみたい。

わたしがいちばんうるさい。